僕が夜勤を嫌々ながら10年間続けていた理由

みなさん。お疲れ様です。たつよしです。

今回はこんなお便りが届きました。

たつよしさん。初めまして。

たつよしさんは夜勤を10年間続けてたらしいのですが、嫌々ながらも6年間夜勤を続けていた理由はなんですか?

嫌ならすぐ転職をするという手もあったと思うのですが。
何か理由があったんでしょうか?

お便りありがとうございます。
僕が夜勤を続けていた理由はいろいろあります。

なので1つずつなんで僕が夜勤を嫌々ながらも続けていたのかを紹介していこうと思います。

夜勤を嫌々続けていた理由

辞めるタイミングを見誤って、ズルズル会社にしがみ付いてしまっていた。
勤続年数が増えていくにつれて辞めるに辞めれなくなってしまった。
・夜勤の給料で生活に余裕を持つことができてしまっていた。
・高卒という低学歴が転職しても行く先がないと思い込んでしまっていた

辞めるタイミングを見誤った

僕だって会社を辞めようと思ったことは1度や2度だけじゃありません。
何度も会社を辞めようと思いました。

たつよし

なんなら入社して1か月で辞めようとも思ったほどです。

夜勤がツラくて最初辞めようと思ったんですよ。

だけど、すぐ辞めても貯金がないと生活できないし、転職するにしても資格の勉強なんかでお金がかかる。だからある程度貯金をして転職できる下準備をしてから会社を辞めようと考えたんです。

そのことを同期や上司に相談したら同期が課長にチクって課長から呼び出しをくらい、
「今辞めるか、このまま働き続けるか選べ」と圧をかけられまして・・・

最初は何を言っているのか意味わかんなくて

いえ、僕はあお金が溜まってから辞めます」と言ったら、
「そういう人間は会社にいらない」とか訳の分からないことを言われてしまいまして・・・

なんでも「みんなが会社の目標に向かって頑張っているのにお前のような中途半端な人間がいると会社の輪を乱す続けるなら一生会社の為に働く嫌ならすっぱり辞めるそれが君の為になるとか言われましたね。

いや・・・今すっぱり辞めたら僕の生活ができないんだけど・・・と思いつつその時は課長の圧+まだ20代前半ということもあって自分の考えが甘かったのかな・・・と思って「会社を辞めずに働き続けます」と言ってしまったんですよね。

ここが1つ目の僕のターニングポイント。
この後、無視して途中で辞めればよかったと後悔しています。

今の課長の言葉を30代になってから改めて思い返してみると

たつよし

マジクソだなって思います。
そもそもなんで辞めるタイミングをテメーに決められなきゃいけねーんだよ!

会社に入ったら一生会社の為に働く?いつの時代の人間だよ。
退職を希望する労働者は自由に退職することができ、退職の意思表示から2週間が経過すると雇用関係が終了(=退職)する。って法律で決められてんのに。

マジで法律を無視するクソ上司が多いこと多いこと。

ほんと意味不明

ここで辞めるタイミングを失ってしまってズルズルと会社にしがみ付いてしまっていました。

勤続年数が増えていくにつれて辞めるに辞めれなくなってしまった。

勤続年数が増えていくことによって仕事にやりがいが生まれてしまって・・・ということはなく、単純に勤続年数が増えることによって得られるメリットによって辞めるに辞めれなかったというのが理由にあります。

日本の会社は不思議なもので長く働いていればいるほど働きやすい環境になっていきます。

夜勤を辞めれなかった理由① 有給取得20日

まず第一に僕が辞めれない理由の1つとなっているのは有給です。
日本の会社は勤続年数によって取れる有給休暇が変わってきます。

労働基準監督者PDFより引用

勤続年数が6.5年以上勤めていると有給が20日取ることができます。
ですが「夜勤が嫌だ」と転職をしたら、勤続年数が1年に逆戻り。有給は10日になってしまいます。

有給休暇の差10日はめちゃくちゃ大きいです。
1年目の人よりも10日働かなくても給料が入ってきますからね。

それに夜勤の日に有給を使ったりして、
夜勤の負担を減らすというテクニックで夜勤を乗り切ることができるようになってだいぶ体も楽できるようになっていました。

夜勤を辞めれなかった理由② 給料も昇給で月+5万

一応、僕は会社に10年会社に勤めていました。
その分の昇給分がバカにできない。金額になっていました。

今までの昇給だけで+5万くらいもらえていました。
おまけにボーナスも年数が多ければ多いほど基本増えていく傾向にあるのでお金という面で辞めれなくなっていました。


長く働くことで「お金」という面で優遇されてしまい、転職しても今の生活を保つことができるのか・・・と不安に感じてしまって辞める一歩が踏み出せないでいました。

夜勤の給料で生活に余裕を持つことができてしまっていた

なんだかんだ言って夜勤は給料増えます。

夜勤従事者には労働基準法第37条で、
雇い主は「午後10時~午前5時の給料を最低でも25%増しで払いなさい」と決められています。

例えば時給1,000円なら午後10時~翌5時まで間は時給が1,250円以上にUPします。
お金のイラスト

業種に関係無く給料がUPするのが夜勤の良いところ。
残業をしなくてもお金を稼げる手段が夜勤になります。

工場などではそのほかにも、法律で決められた割増賃金以外に、
企業から任意で夜勤手当が支払われることも多いです。

さらに交代勤務手当といって、2交代、3交代勤務で働くとさらに手当が出ます。

2交代勤務 +1万5000円~2万
3交代勤務 +3万5000円~4万

たつよし

僕の場合3交代で働いているので月の給料に+4万年間にすると60万多く貰っていることになります。

1年で使える額は60万増えるとやっぱり生活にゆとりができます。

しっかりお金を貯めることができますし。
何よりお金があると精神的な余裕が出てきます。

この先生きていけるか不安になってきます。
確かに「夜勤」によって未来の健康を犠牲にしているのは間違いなかったけど今の生活でいっぱいいっぱいでもありました。


健康によってダメになる10年後、20年よりも半年、1年後の自分がやばいような状況でしたからね。

「不確定な未来」よりも「今」の方が僕には重要でした。

たつよし

まぁ、その「今」もヤバくなったから転職活動を急いでしたんですけどね。

高卒という低学歴が転職しても行く先がない

僕が夜勤を辞めれずにいた要因の1つ高卒という低学歴。

たつよし

僕だって・・・大学に生きたかったんや・・・

僕は本当は大学に進学する予定でした。
そのために高校もめちゃめちゃ勉強して、推薦で大学に行けるくらいの成績をだしていました。

卒業式でクラス代表でもあったですよ。

だけど高校2年の時に父が会社をリストラされてしまって家にお金がないということになってしまいまして、そんな時ちょうどその時に僕に白羽の矢が・・・

父「たつよし・・・大学行かず就職して家にお金を入れろ」

母「大学なんていつでも行ける」

と親に丸め込まれてしまい大学進学から就職にシフトチェンジしてしまい。
今に至るという感じです。

就職すると分かります
大卒というだけど給料も昇給スピードにまるで違う。別次元の存在です。

後輩で大卒の人が入社した瞬間から7年目の僕より給料もボーナスも上でしたからね。

転職先も今よりも悪環境のものしかありませんでした。

年間休日80日とか。
そんな会社ばっかりでしたね・・・

新卒カードという切り札もない。
特に特別な資格も持ってない。

こんなやつをどこの会社が欲しいと思うか・・・
俺ならいらないこんなやつ。と考えてしまって転職を半ばあきらめていました。

高卒なんかにまともな就職先なんてない。

次の行く場所もないのに「夜勤が嫌だから辞めた」となったらもう生活ができなくなります。
多少貯金で何とかやりくりはできると思いますが限度があります。

いつか生活が困窮して生きていけなくなったらどうしよう・・・
そんなリスクばかり考えてしまって転職できずにいました。

身体に限界がきて転職をガチで決意

いろんあ理由をつけて転職を拒んでいましたが、30代になってから夜勤がものすごく辛く感じるようになってこのままじゃ本当に体が壊れるという危機感がでてきてガチで転職活動にいそしむようになります。

仕事が終わったら転職のことを調べて、資格の勉強して、
お金も溜まっているから大学進学するのもありだな・・・とかも考えて。

1年かけて転職に本気で取り組みました。

たつよし

勤続年数が~。給料が~。低学歴だから~。といって何かと転職を拒んでいましたが30代になってから夜勤がほんと苦しくなって。四の五の言ってられなくなりました。

なので1年はほんとガチりました。

そしたら知れば知る程、高卒でも案外いいところもあるな・・・というところが見つかったりします。

僕が就職した時はまだリーマンショックの真っただ中だったので就職先は少なかったのですが、
最近は前と比べても求人が多いような気がします。

いろんなところが人手不足なんでしょうね。
「お前の代わりなんていくらでもいる」とか言っていた会社が今や人で不足で嘆いている。

今僕は転職して給料は減りましたが、夜眠れるし、友人とも会える機会が増えて夜勤をしていた時よりも楽しい生活を送っています。

健康があってのお金ですからね。
転職したこと後悔はありません。

こんなことならもっと早く転職していればな~という後悔がありますが、
この10年で睡眠の大切さ健康であることの大切さを学べたのは大きいです。

それに僕みたいにいろんな理由から転職しようと思っているけど1歩が踏み出せないという人もいると思います。

そんな人の為に何かの参考になればと思いこのブログを立ち上げました。

たつよし

今でこそ転職に成功して夜眠れるという健康的な生活を送れていますが、
それまでは中々一歩踏み出せず苦労してきました。

転職で苦労している、転職したいけど一歩踏み出せないと悩んでいる人は気軽に相談ください。
たぶんいろんなアドバイスができると思います。

なので悩んでいる人は気軽にコメントください。

では。