夜勤による健康被害とはどのようなものになるのか?~リスクと回避方法~

皆さんお疲れ様です。たつよしです。

夜勤の健康被害ってどういったものがあるのか?

夜勤は健康に悪いと言われていますが、
実際にどう悪いのかかなり漠然としてたりします。

夜勤というのは給料が多く貰えるという利点はありますが、
体を壊すかもしれない。うつ病になるかもしれないという大きなデメリットが隠されてます。

数年後、病院のベッドの上で寝たきりの状態なんて未来も全然あり得てしまうのが夜勤です。

夜勤を健康的に乗り切る為には、夜勤をすることで発生する健康リスクと対策をしかり取ることがベストだと思っています。

夜勤に対してリスクヘッジ行っていかないと夜勤のデメリットだけが体に刻まれていくことになります。クレジットカードのリボ払いのように知っていないと後で大変な目に会ってしまいます。

一応、会社で健康診断をするのですが、流れ作業的に見るのでしっかり見てくれているのか不安になります。

健康診断上は大丈夫だけど、
夜勤をやっている以上体に負担をかけていることは間違いありません。

見えないところで体を蝕んでいる可能性だってあります。
そこで、今回は夜勤が健康に与える状態や被害がどのようなものになるのかを話していこうと思います。

夜勤における健康被害

夜勤の週はずっと体調不良が続く。
眠れない地獄を味わう。
友達との関係が薄くなる。
病気のリスクが高まる。
会社員としての寿命が短くなる。

夜勤のある仕事とその割合

夜勤と言って真っ先に思い浮かぶ仕事と言えば看護師工場勤務コンビニなんかが夜勤の代表格と言ってもいいです。

「看護師は夜勤をするのが大変だ」「工場勤務も夜勤があるから体調管理が難しい」といった声が増えていっています。

それもそのはずでに就労人口の約3分の1が交代勤務。
年々夜勤をする人は増えていっています。

夜勤が健康に与える影響

夜勤が健康に与える影響は、長期的リスク」「中期的リスク」と「短期的リスク」3種類があります。

夜勤が抱える健康被害

長期的リスク  子宮がん 乳がん 前立腺がん

中期的リスク  生活習慣病 糖尿病 高血圧症

短期的リスク  睡眠障害 うつ病

特に夜勤の影響の中で最も深刻なのは生活習慣病やガンリスクの増大です。

夜勤に従事して
1年~3年で睡眠障害 うつ病のリスク。
約5年~10年で糖尿病や高脂血症などの生活習慣病のリスク。
10年以上では直腸がん、子宮がん、乳がん、前立腺がんのリスク。

それぞれのリスクが通常の2倍~3倍高くなるという研究結果が出ています。

夜勤勤務者の乳がん発症リスク

引用元 https://hatchobori.jp/blog/4915

は大丈夫でも長い期間働くことで体に大きな被害で出る可能性が出てくるのは間違いありません。

夜勤と糖尿病の関係

ハーバード大学研究報告

フランク・ヒュー博士がアメリカの女性看護師17.7万を調査したところ、夜勤作業者は20年後の糖尿病リスクが上昇することがわかった。さらに夜勤をした年数が長ければ長いほど比例して糖尿病のリスクがあがる。

夜勤年数と糖尿病発症リスクの関係夜勤年数

1~2年・・・  5%上昇夜勤年数

10~19年・・・40%上昇

夜勤年数 20年以上・・・60%上昇

10年以上夜勤を続けると5%から40%まで一気に糖尿病リスクが跳ね上がります。

糖尿病発症のリスクが上昇する原因は、
夜勤作業者が肥満傾向にあるためだと報告されています。

夜勤期間はラーメンや餃子といった脂っこいものが食べたくなったりと
過食をしやすい環境が糖尿病のリスクを上げてしまいます。

夜勤とガンの関係

夜勤とガンに関する研究報告がいたるところから上がっています。

シカゴ大学研究員

睡眠不足はガン細胞を増殖させる。また睡眠不足の状態では、本来はガン細胞を攻撃するはずの免疫細胞が、ガン細胞の増殖を手助けする可能性がある。

ハーバード大学研究員

昼夜交替勤務者では1.8倍、夜勤専従勤務者では2.9倍、乳ガンを発症しやすいとの結果が出ています。

日本国内研究報告

交代勤務をする男性は、昼に働く人に比べて、前立腺ガンを発症するリスクが3倍高い

このように夜勤をするとガンになりやすくなるという結果がはっきりと上がっています。


研究結果から夜勤でガンのリスクが上昇する原因は、睡眠不足のほか、夜間に照明の下で働くことも関係すると言われています。

夜勤をすると胃腸病のリスクが上がる

名古屋大学研究員

1万人を調査したところ、昼に働く人に比べて、夜勤をする人は、胃腸病を発症するリスクが2倍高いという結果がでた。

胃腸病のリスクが高くなる原因は、睡眠不足からくるストレスによって胃腸が変調をきたすため…と結論付けています。

夜勤をするメリットとデメリット

夜勤のメリット

夜勤をする1番のメリットは給料が上がるです。

たつよし

僕の時で基本給料+7万くらい貰っていました。

夜勤のメリットの9割がコレです。
残りの1割はおまけみたいなものです。

他にも交通面で混んでいない。
朝方自由に行動できる。
変な上司がいない

メリットと言えばメリットですが、
じゃあ、給料はそのままでこの条件で夜勤しますか?と言われて夜勤をする人って限りなく0なんですよね。

みんながやらないから給料を上げないと誰もやらない。
それが夜勤という仕事です。

ただ、若い時なんかは給料は安く設定されているので短期的にお金が欲しいという人にはうってつけの仕事だったりします。


若者がお金を稼ぐ手段は残業する。夜勤をする。個人で一発当てる。くらいしかないですからね。

夜勤のデメリット

そして夜勤のデメリットはたくさんあります。

夜勤における健康被害

夜勤の週はずっと体調不良が続く。
眠れない地獄を味わう。
友達との関係が薄くなる。
病気のリスクが高まる。
会社員としての寿命が短くなる。

確かに給料は多く貰えるかもしれませんが。
正直割に合っていません。

給料が上がるというメリットが霞むほどのデメリットが多すぎます。

たつよし

夜勤は今の給料の2~3倍くらい貰わないと正直割に合っていません。

夜勤による健康被害を抑えるには

じゃあ、どうやって夜勤の健康被害を最小限に抑えることができるか。
それはもう「睡眠」しかありません。

そもそもガンになりやすかったり、生活習慣病になりやすいといった健康被害原因は睡眠による過度なストレスだったりします。

ですので睡眠さえしっかりとることができれば健康被害を最小限に抑えることができます。

そしていい睡眠を得るためには睡眠環境を良くするという物理的要因だけじゃなく。
精神的な要因もかなり重要になってくると思っています。

睡眠環境を良くするという物理的要因

夜勤中に寝るというのは想像以上にハードルが高いです。

外は明るい。うるさい。
寝る環境としては最悪です。

おまけに今まで夜に寝ていたものを夜勤の時だけ朝、昼に寝ろとか(笑)
無理に決まってます。

ただでさえ昼夜逆転生活が苦しいのに、
さらに周りの睡眠環境も最悪とか。

そんなの寝れないに決まっています。
ですので睡眠環境を良くする。

夜勤を乗り越えるためには最低限寝れる環境作りからやっていかないといけません。

こちらに夜勤をするうえで必要なものをリスト化させてもらいました。
気になる方は見ていってほしいです。

夜勤は百害あって一利なし

夜勤ははした金で健康を犠牲にして働くクソ労働です。
ボロボロになるまで肉体、精神を使いつぶし、雀の涙ほどの割増賃金で労働者を納得させる。

夜勤の制度を考えたやつをバカだと思ってます。
それくらい今の夜勤の働き方は時代にあっていません。

テレワークだAIによってどんどん働く職種が奪われるとか言われてきていますが、
現場仕事の人間にとってテレワークなんて関係のない話。

AIの発展によって工場なんかが自動化されて働く人が減るとか言われていますが、
今も工場は人手不足ですよ。

そもそも生産性を上げるために自動化してもその機械をメンテナンスするの人間ですからね。
むしろ自動化させる設備を導入したことでメンテナンスに人が取られるから余計人手が足りなくなる。

夜勤なんてやらない方が絶対良いです。
特に給料目だけ見て夜勤をするのはおすすめしないです。

それだったら、日勤で給料の良いところに行った方が健康的ですし、後悔しません。
夜勤をして後悔する人を僕は何人も見てきました。

肉体的、精神的、そして後悔という時間までも奪っていく夜勤。
夜勤がヤバいと言われるのにも納得のいく話です。

限界を感じたら即効逃げるが1番です。
無理して続けてもいずれは我慢の限界が体を壊しても会社は次の人を用意するだけです。

たつよし

会社って愛社精神とか社員に強制するクセに会社からの社員対する愛は皆無ですからね。

無理と思ったら逃げる。

それは甘えでも何でもなく生き抜くための手段です。

僕らは会社の奴隷ではありません。
生活を豊かにするために働いているんです。

その生活を壊す会社はさっさと逃げるが吉。

僕もそんな会社からおさらばできて健康な体を手に入れて毎日が楽しいです。

給料は確かに減りましたが、
別に生活できる分にはもらえていますし、何より夜に眠れるのがなによりうれしいです。

夜眠れて、健康的に過ごせて、
休日も体を昼の体に戻すために四苦八苦しなくてよくなって。

有意義な人生を送れています。

ヤバい夜勤には近づかない。
ヤバいと思ったら即逃げる。

夜勤辞めましょう!

夜勤による健康被害を抑えるのに夜勤を辞めることが1番!夜勤辞めましょう!

たつよし

なんて言えたらどれだけ楽なことか・・・
僕自身、その一歩を踏み出すのに10年かかりました。

夜勤辛いなら病めれば?
と言ってくる人もいますがそれができたら苦労はしない。

体が第一。
お金は二の次。

そんなのは分かります。
ですが、当事者と第三者は視点が全く違います。

自分は何も傷つくことないですから言いたいこと言えます。
野球中継を見て「それくらい捕れよ」というおっちゃんとおんなじ感じです。

第三者という守られた位置にいる人はどれだけでも言うことができます。
ですがいざ当事者になって傷つくことになると今まで言っていたことと全く違う行動をしてしまう。

夜勤をする人の中には仕方なく夜勤をしている人も多いと思います。
生活の為、家族の為。

いろんな理由があって辞められない人も多いです。
その人の人生に関わることですので気軽に夜勤辞めましょう!なんて言えるわけがありません。

だけどいつでも辞めれるという精神的安心は必要

ですが、ずっと会社にしがみ付いていても何も始まらないですし、
ずっとこき使われて使えなくなったらポイッが会社の基本です。

ですのでまずはいつでも辞めれる体制を作っていくことが何より大切です。
僕も最初はこの会社しか居場所がないと思い込んでいてずっと会社にしがみ付いていました。

その時は地獄でしたよ。
辛い夜勤を続けないといけない地獄。逃げるにも逃げ場所がない地獄。

毎日が地獄でした。

ですが、転職活動をしていくうちに逃げ場所がたくさんあると知れただけで精神的に楽になったのを今でも覚えています。

八方塞がりで地獄を見ていたところに逃げ道ができる。
それだけで僕はかなり救われました。

結構、逃げ場が無くて苦しんでいる人が多いんじゃないかと思います。
ですがそれは自分がそう思い込んでいるだけで、実は逃げ場はそこら中にある。

ただ苦しい思いをしすぎて見えていないだけってことに気づきます。

ですので転職活動をしていつでも逃げられる環境を作っていくというは夜勤をするうえでもすごく大切なことだと思ってます。

昔は1度、会社に入ったら一生会社の為に働くという価値観が根強く残っていましたが今は時代遅れ。

そもそも10年で大半の企業が廃業するんですから一生その会社で働くとか無理に決まっている。

会社は10年で9割近くが廃業する会社の存続率は、設立して3年で65%10年で6.3%20年で0.39%30年経つと0.025%といわれています。 つまり、創業からわずか10年の間に9割近くの会社が廃業するということです。 創業から30年も経つと、99%を超える会社が存続できていないことになります。

社員ばかりに一方的にリスクを背負わせて利益を上げておきながら、
会社が倒産したらはい。さよなら。後は頑張ってね。

これが社会です。

たつよし

ホントひどすぎる

だから、自分を守る術は必ず身につけなければいけません。
じゃないと会社に飼い殺されてしまいます。

会社よりもまずは自分を。
これが働く上で1番最優先に考えないといけないことです。