みなさんお疲れ様です、たつよしです。
今回は、なぜ夜勤はあんなにもしんどいのかについて話をしていこうと思います。
夜勤を1度でも経験したことがある人なら分かると思いますが、昼夜逆転した不規則な生活を週ごとにシフトチェンジしていくから心身への負担が半端ないです。
僕の働いていた会社では週5で朝・昼・夜が切り替わっていく交代勤務制だったのですが、
夜勤の週だけ体の疲れが異常でした。
夜勤終盤に差し掛かってくると必ず頭痛に悩まされていましたし、胸も苦しくって心臓がバクバクいってて。どれだけ寝ても眠気が残っていて。
夜勤の週は疲ればかりが溜まってとにかくしんどかったです。
夜勤は人間のするもんじゃないです。
でも給料が良いんじゃないの?と思うかもしれないですが、
まったく割に合っていません
僕の場合だと3交代+夜勤ありとで給料+6万~7万くらいになるのですが、
あんな苦しい思いをしてたったこれだけ?としか思わなかったです。
病気になるリスクを考えるとはした金です。
もっともらわないとやっていけないです。
いいようにこき使われてるだけでした。
正直、今の給料の倍貰わないとやってられないです。
夜勤は給料がたくさん貰えるから良いと言っている人も中にはいますが、
そういう人はすぐ辞めていきます。
「やっぱ無理や」「割に合わん」っていってすぐ辞めていきます。
現状を見ても夜勤は不人気な仕事です。
今の社員は給料よりもワークライフバランスを考える人の方が多いですからね。
昼に寝て夜に起きる昼夜逆転生活なんて令和の時代に流行るわけありません。
夜勤がしんどい理由① 睡眠リズムが乱れる
夜勤がしんどい理由の8割9割が睡眠の乱れによるストレスによるもの。
夜に眠れないということがどれだけ地獄だったか・・・・
そして夜に眠れることがどれだけ幸せだったかを実感しました。
夜勤初日は全く眠れなくてつらいし、
夜勤が終わって、次の夜勤に備えて寝ようとしても外は明るい、車の騒音、子供たちの登下校のはしゃぎ声がうるさくて眠れない。
めちゃくちゃ眠たいのに。眠れない。
剥げそうになります。
いままで夜寝て、朝起きるという生活をしていたのをいきなり変えるというのは思った以上に心身ともに大きな負担となります。
そして夜勤の週が終わったら朝の体に戻さないといけないから休日でさえ仕事の一環となってしまって休むに休めない状況が生まれる。
今までの生活を変えないといけないストレス。
眠たいのに我慢して働かないといけないストレス。
眠たいのに眠れないストレス。
休日も体を戻すことに費やさないといけないというストレス。
夜勤はしんどいことしかありません。
夜勤手当で給料は増えますが割に合ってないから余計しんどく感じてしまいます。
夜勤がしんどい理由② 精神的な負担
睡眠サイクルのおかしい生活が続くと人間は精神的がおかしくなります
そりゃ、そうです。
今までの生活からかけ離れた生活をするんですから体への負担がそのまま精神の負担にもなってきます。。
精神がおかしくなる第1段階 休日を挟んでも体のダルさが抜けきらない
疲れが蓄積されすぎてどれだけ休んでも体の怠さが抜けきりません。
年齢が若ければ」若さ」で夜勤の負担をカバーできるのですが、年を取るにつれてカバーが聞かなくなってきます。
休日は体を休める期間になってしまって、休みの日を全く楽しめません。
会社の為に働いて、会社の為に休む。
夜勤をしていると休日を楽しめなくなっていきます。
精神がおかしくなる第2段階 趣味が楽しめなくなる
会社の為に働き、会社の為に休む生活が続くと「自分」というものを失い始めます。
最初こそ自分が豊かに生活をするために働いていたのに、気が付いたら夜勤のことばかり考えるようになる。
夜勤やりたくないな・・・
やっと夜勤終わった・・・
あぁ、昼の体に戻さないと・・・
自分の時間が全く作れず夜勤のことばかり考えてしまって精神的に疲弊していきます。
精神が疲れた状態ではやる気も何も起きません。
趣味を楽しむよりも疲れた・・・何もしたくないという無気力感にさいなまされて何もしたくなくなります。
精神がおかしくなる第3段階 何も楽しいくない無気力な状態になる
趣味が楽しめなくなった状態が長く続くと今度は自我を失って夜勤の苦しみだけが続く無気力な状態になっていきます。
趣味を楽しめなくなることによるストレス発散する機会が無くなって、
夜勤のツラさだけが残るようになっていきます。
夜勤の為に生き、会社の為に働き続けるマシーンへと変り果てることになります。
そしてそんな生活が楽しいわけもなく。
生きているのが「苦」になっていきます。
ここまで来てしまうとうつ病です。
夜勤は体だけでなく、精神も蝕んで壊していきます。
夜勤がしんどい理由③ 健康リスク
夜勤は体にわるい生活習慣を強いられるので健康リスクも爆上がりします。
糖尿病のリスクの上昇
フランク・ヒュー博士がアメリカの女性看護師17.7万を調査したところ、夜勤作業者は20年後の糖尿病リスクが上昇することがわかった。さらに夜勤をした年数が長ければ長いほど比例して糖尿病のリスクがあがる。
1~2年・・・ 5%上昇夜勤年数
10~19年・・・40%上昇
夜勤年数 20年以上・・・60%上昇
10年以上夜勤を続けると5%から40%まで一気に糖尿病リスクが跳ね上がります。
糖尿病発症のリスクが上昇する原因は、
夜勤作業者が肥満傾向にあるためだと報告されています。
夜勤期間はラーメンや餃子といった脂っこいものが食べたくなったりと
過食をしやすい環境が糖尿病のリスクを上げてしまいます。
ガンの発症率上昇
夜勤とガンに関する研究報告がいたるところから上がっています。
睡眠不足はガン細胞を増殖させる。また睡眠不足の状態では、本来はガン細胞を攻撃するはずの免疫細胞が、ガン細胞の増殖を手助けする可能性がある。
昼夜交替勤務者では1.8倍、夜勤専従勤務者では2.9倍、乳ガンを発症しやすいとの結果が出ています。
交代勤務をする男性は、昼に働く人に比べて、前立腺ガンを発症するリスクが3倍高い。
このように夜勤をするとガンになりやすくなるという結果がはっきりと上がっています。
研究結果から夜勤でガンのリスクが上昇する原因は、睡眠不足のほか、夜間に照明の下で働くことも関係すると言われています。
胃腸病のリスクの上昇
1万人を調査したところ、昼に働く人に比べて、夜勤をする人は、胃腸病を発症するリスクが2倍高いという結果がでた。
胃腸病のリスクが高くなる原因は、睡眠不足からくるストレスによって胃腸が変調をきたすため…と結論付けています。
夜勤は百害あって一利なし
夜勤ははした金で健康を犠牲にして働くクソ労働です。
やらないことに越したことはありませんが、働かなくては生活ができません。
会社によっては入社する前は夜勤なかったけど、
今年度から夜勤の勤務体制ができたなんてところもあったりします。
会社に振り回されるのは労働者の宿命ですが、
だからと言って無理をして体を壊して言い訳はありません。
それこそ夜勤なんて言うのは人を選ぶ働き方です。
無理な人には無理です。
だから限界を感じたら即効逃げるが1番です。
無理して続けてもいずれは我慢の限界が体を壊しても会社は次の人を用意するだけです。
会社って愛社精神とか社員に強制するクセに会社からの社員対する愛は皆無ですからね。
無理と思ったら逃げる。
それは甘えでも何でもなく生き抜くための手段です。
僕らは会社の奴隷ではありません。
生活を豊かにするために働いているんです。
その生活を壊す会社はさっさと逃げるが吉。
僕もそんな会社からおさらばできて健康な体を手に入れて毎日が楽しいです。
給料は確かに減りましたが、
別に生活できる分にはもらえていますし、何より夜に眠れるのがなによりうれしいです。
夜眠れて、健康的に過ごせて、
休日も体を昼の体に戻すために四苦八苦しなくてよくなって。
有意義な人生を送れています。
夜勤中の体のダルさは今も忘れられません。