みなさん。お疲れ様です。たつよしです。
交代夜勤のヤバさについて話をしていこうと思います。
交代勤務に関わらず夜勤というのはヤバい、ヤバいと聞くけどどれくらいヤバいかはあまりピンとこないと思います。
だけど夜勤=底辺のやる仕事と言われるくらい夜勤の仕事は人気がありません。
僕自身、夜勤を10年間続けてきたから、夜勤のツラさを知っているし、夜勤で働いている人はみんな頑張っていることは知っているから底辺とは思わないけど、夜勤を経験したことない人からするとどうしても夜勤は仕事もロクに選べない底辺の人がやる仕事というイメージが強いです。
夜勤をしていると夜勤ってクソだなって思う場面はたくさんありますし、
夜勤が底辺のやる職業とか言われることも納得してしまうくらいヤバい仕事であることは間違いありません。
交代勤務夜勤はどれくらいヤバい?
ここでは交代勤務やきんがどれくらいヤバいのかをザっと紹介していこうと思います。
- 3年以内に大半の人間が辞めていく
- 給料が良いと言われるが割に合っていない給料
- 夜勤中の体のダルさは異常
- 朝・昼に寝ることができない体質の人は精神が病む
- ガン・病気になる確率が数倍・数十倍にUP
3年以内に大半の人間が辞めていく
夜勤をしている人の離職率は驚くほど高いです。
大半の人が3年以内に辞めていました。
10年以上働いている人なんて1割くらいしかいませんでしたね。
当たり前ですが、人間は夜に寝て朝に起き、昼に活動する生き物です。
それを無理やり昼夜逆転させて活動させる働き方で長続きする方がおかしいです。
僕はたまたま、健康な体を持って生まれたから10年間夜勤を耐えられたけど、大半の人はボロボロになりながら会社を辞めていっていました。
入って三日で辞める人も普通にいましたからね。
それくらい夜勤は長続きしない働き方でもあります。
そもそもあまり聞かないでしょ。夜勤をしながら定年まで働き続けた人なんて。
大半が途中で仕事を辞めたか、仕事を昼勤の仕事にシフトチェンジしたかのどちらか。
実際問題、今現場仕事の人が人手不足で困っているところがほとんどです。
介護職にしろ工場にしろ。現場の人間はまるで足りていません。
基本、現場の仕事って24時間勤務のことが多いですから人気がないんでしょうね。
人手が足りていたことなんてまずありません。
むしろどんどん辞めていきます。
当たり前です。そもそも夜勤なんて言う働き方本来の人間の生き方と逆行してるんですもん。
給料が良いと言われるが割に合っていない給料
夜勤ってつらい仕事で大半の人が3年で辞めていくくらいヤバい仕事。
だからこそ給料面で優遇してはいるけれど正直、割にあっていないとしか言えない
一応、夜勤従事者には労働基準法第37条で、
雇い主は「午後10時~午前5時の給料を最低でも25%増しで払いなさい」と決められている。
が、たかだか25%増えたくらいじゃ割に合わない。
ホント夜勤従事者をバカにするのもいい加減にしろ。
たしかに夜勤をすることで給料面が良くなることは間違いない。
実際、僕も夜勤手当+3交代勤務手当で+6万~7万貰っていたけれど、交代勤務で生じる体のダルさ+夜勤の週は体が絶不調でまともに動けない+休日も体を休めるだけに使うことになるので正直まるで割にあっていない。
そもそも、夜勤でいくら給料がよくても、働く会社によっては日勤で働いている人よりも給料が低いことなんて全然ありますからね。
夜勤をしても日勤で働いている人に給料が負けるなら、給料も良くて健康的でいられる日勤の会社に転職するのは当たり前です
それこそ、
今の給料の2倍、3倍とかにしないと夜勤従事者はもっと減っていくことになると思います。
明らかに夜勤で働く人を経営者は軽視しすぎです。
そんな会社は人手不足で潰れればいいです。
夜勤の週の体のダルさは異常
夜勤は肉体的にキツイ
夜勤の週は体絶不調になります。ずっと体がダルイ状態が続きます。
身体はおもりを付けたのかってくらい重いですし、頭もずっとボーっとしています。
何もやる気が起きません。
頭の中はとにかく寝たいで埋め尽くされます。
夜勤を経験したことのある人なら分かると思うんだけど、眠たい、眠らいと思って朝、昼におもいっきり寝るんだけど全っ然、身体のダルさも眠気も解消されなくないですか。
この身体のダルさから解放されたのが、夜勤が終わって、夜にがっつり寝た時。
夜勤が終わって爆睡して。ようやく一気に頭がすっきり。身体のダルさも一気に吹っ飛びます。
やっぱり人間は夜に寝ないといけない生き物なんだなってしみじみ思いました。
それと夜勤は肉体的にキツイ仕事と思われているけれど、精神的にもかなりキツイ仕事です。
朝・昼に寝ることができない体質の人は精神が病む
睡眠サイクルのおかしい生活が続くと人間は精神的がおかしくなります
そりゃ、そうです。
今までの生活からかけ離れた生活をするんですから体への負担がそのまま精神の負担にもなってきます。。
精神がおかしくなる第1段階 休日を挟んでも体のダルさが抜けきらない
疲れが蓄積されすぎてどれだけ休んでも体の怠さが抜けきりません。
年齢が若ければ」若さ」で夜勤の負担をカバーできるのですが、年を取るにつれてカバーが聞かなくなってきます。
休日は体を休める期間になってしまって、休みの日を全く楽しめません。
会社の為に働いて、会社の為に休む。
夜勤をしていると休日を楽しめなくなっていきます。
精神がおかしくなる第2段階 趣味が楽しめなくなる
会社の為に働き、会社の為に休む生活が続くと「自分」というものを失い始めます。
最初こそ自分が豊かに生活をするために働いていたのに、気が付いたら夜勤のことばかり考えるようになる。
夜勤やりたくないな・・・
やっと夜勤終わった・・・
あぁ、昼の体に戻さないと・・・
自分の時間が全く作れず夜勤のことばかり考えてしまって精神的に疲弊していきます。
精神が疲れた状態ではやる気も何も起きません。
趣味を楽しむよりも疲れた・・・何もしたくないという無気力感にさいなまされて何もしたくなくなります。
精神がおかしくなる第3段階 何も楽しいくない無気力な状態になる
趣味が楽しめなくなった状態が長く続くと今度は自我を失って夜勤の苦しみだけが続く無気力な状態になっていきます。
趣味を楽しめなくなることによるストレス発散する機会が無くなって、
夜勤のツラさだけが残るようになっていきます。
夜勤の為に生き、会社の為に働き続けるマシーンへと変り果てることになります。
そしてそんな生活が楽しいわけもなく。
生きているのが「苦」になっていきます。
夜勤をするとほんとに精神が病みますよ。
ガン・病気になる確率が数倍UP
夜勤は明らかに体へ悪影響を与えることはどの研究からも発表されています。
夜勤と糖尿病の関係
フランク・ヒュー博士がアメリカの女性看護師17.7万を調査したところ、夜勤作業者は20年後の糖尿病リスクが上昇することがわかった。さらに夜勤をした年数が長ければ長いほど比例して糖尿病のリスクがあがる。
1~2年・・・ 5%上昇夜勤年数
10~19年・・・40%上昇
夜勤年数 20年以上・・・60%上昇
10年以上夜勤を続けると5%から40%まで一気に糖尿病リスクが跳ね上がります。
糖尿病発症のリスクが上昇する原因は、
夜勤作業者が肥満傾向にあるためだと報告されています。
夜勤期間はラーメンや餃子といった脂っこいものが食べたくなったりと
過食をしやすい環境が糖尿病のリスクを上げてしまいます。
夜勤とガンの関係
夜勤とガンに関する研究報告がいたるところから上がっています。
睡眠不足はガン細胞を増殖させる。また睡眠不足の状態では、本来はガン細胞を攻撃するはずの免疫細胞が、ガン細胞の増殖を手助けする可能性がある。
昼夜交替勤務者では1.8倍、夜勤専従勤務者では2.9倍、乳ガンを発症しやすいとの結果が出ています。
交代勤務をする男性は、昼に働く人に比べて、前立腺ガンを発症するリスクが3倍高い。
このように夜勤をするとガンになりやすくなるという結果がはっきりと上がっています。
研究結果から夜勤でガンのリスクが上昇する原因は、睡眠不足のほか、夜間に照明の下で働くことも関係すると言われています。
夜勤をすると胃腸病のリスクが上がる
1万人を調査したところ、昼に働く人に比べて、夜勤をする人は、胃腸病を発症するリスクが2倍高いという結果がでた。
胃腸病のリスクが高くなる原因は、睡眠不足からくるストレスによって胃腸が変調をきたすため…と結論付けています。
京都府立大のチームが新しい研究結果を発表
京都府立大のチームが、マウス実験で長期間にわたり、頻繁に昼夜のシフトチェンジが起こる生活では死亡率が高くなることを突き止め、国際科学誌『Sleep and Biological Rhythms』に発表。
その論文がこちら⇒京都府立大「頻繁な明暗シフト環境への長期暴露は慢性炎症を誘導」
研究内容を簡単にまとめると
実験用マウスを2つのグループに分け、別々の環境下で630日間育てました。2つのグループは次のとおり。
①ゆるいシフトのグループ
明るい時間帯を7日ごとに8時間ずつ後ろにズラし活動させる。工場の夜勤シフトでいうと「朝勤⇒昼勤勤⇒夜勤」を週ごとに切り替わる5日出て2日休みの勤務体制。
②きついシフトのグループ
明るい時間帯を4日ごとに8時間ずつ前倒しで活動させる。。工場の夜勤シフトでいうと「朝勤⇒夜勤⇒昼勤」といった4日出て2日休みの勤務体制。
①ゆるいシフトのグループ
シフト変化に対応できており、行動リズムの乱れはほとんど無い。14匹中1匹が死亡。
②きついシフトのグループ
多くのマウスがシフト変化に対応できず、行動リズムが激しく乱されていた。34匹中9匹が死亡し、その多くの個体から炎症反応が確認された。死亡率は①グループより4.26倍高くなる結果が出た。
マウスの実験で人間で実験したわけではなく、サンプルも少ないため、さらなる検証は必要だと思いますが、きついシフトほど体に負担がかかり、死亡率も高くなる…と判断できます。
この結果から、「頻繁なシフトは寿命を縮める」と発表しています。
夜勤は百害あって一利なし
夜勤ははした金で健康を犠牲にして働くクソ労働です。
ボロボロになるまで肉体、精神を使いつぶし、雀の涙ほどの割増賃金で労働者を納得させる。
夜勤の制度を考えたやつをバカだと思ってます。
それくらい今の夜勤の働き方は時代にあっていません。
テレワークだAIによってどんどん働く職種が奪われるとか言われてきていますが、
現場仕事の人間にとってテレワークなんて関係のない話。
AIの発展によって工場なんかが自動化されて働く人が減るとか言われていますが、
今も工場は人手不足ですよ。
そもそも生産性を上げるために自動化してもその機械をメンテナンスするの人間ですからね。
むしろ自動化させる設備を導入したことでメンテナンスに人が取られるから余計人手が足りなくなる。
夜勤なんてやらない方が絶対良いです。
特に給料目だけ見て夜勤をするのはおすすめしないです。
それだったら、日勤で給料の良いところに行った方が健康的ですし、後悔しません。
夜勤をして後悔する人を僕は何人も見てきました。
肉体的、精神的、そして後悔という時間までも奪っていく夜勤。
夜勤がヤバいと言われるのにも納得のいく話です。
限界を感じたら即効逃げるが1番です。
無理して続けてもいずれは我慢の限界が体を壊しても会社は次の人を用意するだけです。
会社って愛社精神とか社員に強制するクセに会社からの社員対する愛は皆無ですからね。
無理と思ったら逃げる。
それは甘えでも何でもなく生き抜くための手段です。
僕らは会社の奴隷ではありません。
生活を豊かにするために働いているんです。
その生活を壊す会社はさっさと逃げるが吉。
僕もそんな会社からおさらばできて健康な体を手に入れて毎日が楽しいです。
給料は確かに減りましたが、
別に生活できる分にはもらえていますし、何より夜に眠れるのがなによりうれしいです。
夜眠れて、健康的に過ごせて、
休日も体を昼の体に戻すために四苦八苦しなくてよくなって。
有意義な人生を送れています。
ヤバい夜勤には近づかない。
ヤバいと思ったら即逃げる。
何で夜中に会社で働かなきゃいかんのか。そう思う人が大半です。